本年7月、国内就職・転職系のiPhoneアプリのダウンロード数を比較してみると、世界ナンバーワンのジョブ・サーチエンジンを持つ「Indeed」が、他アプリを大きく引き離してトップになっています。「Indeed」は本年5月にリリースした「インディードバイト探し」アプリでもダウンロード数を増加させており、就職・転職カテゴリでは、ジョブ・サーチ系のアプリに人気が集まっていることが推察されます。
注目は、第8位の「JOBKUL」。このアプリもジョブ・サーチ系の転職アプリですが、このアプリではチャットで転職相談を受けることができ、さらに応募フォーム作成などのサポートも行っています。このようなきめの細かいサービスが受けて、ダウンロード数でトップ10内にランクインしています。
Figure 1:
国内Apple App Store就職・転職アプリ
ダウンロード数トップ10アプリ
Source : (Priori Data, Apple App Store, July 2018, Japan)
Figure 2:
(Source : Priori Data, Apple App Store, July 2018, Japan)
就職・転職情報をPCサイトへのユニーク・ビジター数で比較した場合、ジョブ・サーチ系の「Indeed」が第2位にランクインしているものの、PCでは、その他は全てジョブ・サーチ系以外の就職・転職サイトとなっています。また「EN-HYOUBAN.COM」や「JOBTALK.JP」のような、企業の口コミサイトの人気も高く、就職・転職を希望するユーザーは、求人情報だけでなく、このような企業の口コミサイトの情報を閲覧していることが推察できます。
Figure 3:
(Source: comScore MMX, July 2018, Japan)
就職・転職系PCサイトを訪問回数・滞在時間で比較した場合、訪問回数、滞在時間とも「Rikunavi」のスコアが高いことがわかります。「Rikunavi」は、ユーザーのエンゲージメントが高いことから、就職情報の更新頻度、情報量が他サイトに比較して多いことが考えられます。
Figure 4:
(Source: comScore MMX, July 2018, Japan)