インターアローズ デジタル市場レポート 2020年4月号

インターアローズ デジタル市場レポート
2020年4月号

2020年リリースアプリ、ダウンロード数、売上金額トップ10

本年1月1日から3月19日までに、国内のApple App Store、Google Playでは、すでに142,155のアプリがリリースされています。そこで今回のレポートでは、本年にリリースされた新作アプリのみをピックアップし、新作アプリではどのアプリが成功しているのか、どれくらいの収益を上げているのか、Apple App Store上でのパフォーマンスをレポートします。

まずダウンロード数ランキングトップ10アプリをピックアップすると、新作アプリでは昨年顕著だった海外アプリの数は少なく、トップ10中2アプリのみでその他は全て日本のアプリになっています。

トップはカプコンの「モンスターハンターライダーズ」。モンスターハンターのブランド力をバックに、2月13日のリリースにも関わらず、約1ヶ月で100万を超えるダウンロード数を記録しています。その他の日本の新作アプリは、「ミニ四駆超速グランプリ」を除いて、アニメ系のゲームアプリが中心となっています。

 
 

Figure 1
国内Apple App Store
2020年1月1日-3月19日ダウンロード数トップ10アプリ

Figure 1

(Source : Priori Data, Apple App Store, January 1 – March 19, 2020, Japan)

 

売上ランキングで注目は、トップにYostarの「アークナイツ」がきており、その金額は第2位の「モンスターハンター」の2倍以上になっている点です。Yostarは日本に本社を持っていますが、元々は中国上海のゲーム開発会社で、昨年から「荒野行動」をはじめとした中国産のゲームが、日本の売上金額ランキングの上位に入ってくる傾向が継続しています。

その他売上金額で注目すべきは、「モンスターハンター ライダーズ」「この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ」「メダロットS ~ロボットバトルRPG~」「ミニ四駆 超速グランプリ」が、本年に入ってリリースされた新作のゲームのゲームアプリにもかかわらず、すでにApple App Storeのみで累計2億円を超える売上金額になっている点が挙げられます。

 

Figure 2
国内Apple App Store
2020年1月1日-3月19日売上金額トップ10アプリ

Figure 2

(Source : Priori Data, Apple App Store, January 1 – March 19, 2020, Japan)

 

しかしながら、売上金額トップ5のダウンロード数の推移を調べてみると、すべてのゲームアプリがダウンロード数のビークをすでに過ぎており、本年3月19日時点では、ほとんどダウンロード数がない状態になっていることがわかります。

 

Figure 3:

(Source : Priori Data, Apple App Store, January 1 – March 19, 2020, Japan)

 

さらに、同じく売上金額トップ5の売上金額の推移を調べてみると、各ゲームアプリ、プロモーションの効果等によって、時期によって大きく上下していますが、時系列的には減少傾向にあり、3月19日時点では、全アプリとも1日当たり1,000万円を下回る結果となっています。

 

Figure 4:

(Source : Priori Data, Apple App Store, January 1 – March 19, 2020, Japan)

スクリーンショット

(Source : Apple App Store)

 

2019年、国内Apple App Store カテゴリ別売上金額トップ10

2019年、国内Apple App Storedでのカテゴリ別売上金額を調査してみると、2018年からランキングに関しては大きな変化なく、依然ゲームカテゴリが、売上金額の大半を占めていることが分かります。2019年、ゲームカテゴリの売上規模は、Apple App Store全体売上の75.5%を占め、第2位のSocial Networkingの約15倍となる結果となっています。

 

Figure 5:

Figure 5

(Source : Priori Data, FY2019, Japan)

 

このゲームカテゴリの売上を牽引しているアプリトップ3は、「モンスターストライク」「Fate/Grand Order」「パズル&ドラゴンズ」。全て2015年以前にリリースされたアプリですが、依然上位を独占しており、他アプリの追随を許さない状況となっています。但し「モンスターストライク」は前年対比で-23.3%、「Fate/Grand Order」は-17.7%と前年を下回る結果となっています。

第2位のSocial Networkingでは「LINE」が8,800万ドルを超える売上金額でトップ。これに続くのは出会い系のアプリで、第2位は「Pairs」(4,520万ドル)、第3位は「タップル誕生」(2,480万ドル)となっています。

第3位のBookカテゴリでは、「LINEマンガ」が1.3億ドルと、Social Networkingの「LINE」を上回る売上金額となっており、これに「ピッコマ」(5,500万ドル)、「マンガBANG!」(1,500万ドル)が続いています。

さらに2018年からの増減を、増加額と増加率で見た場合、増加額では、やはりゲームカテゴリがトップになっていることが分かります。これを牽引したアプリとしては、昨年9月10日リリースされた「ドラゴンクエストウォーク」、2015年リリースの「プロ野球スピリッツA」、2018年リリースの「ロマンシング サガ リ・ユニバース」等が挙げられます。

増加額ではBookカテゴリも売上金額を大幅に増加させています。これはトップ3の「LINEマンガ」「ピッコマ」「マンガBANG」の売上増が貢献しており、特に「マンガBANG」の前年対比は213.6%となっています。

増加率で見た場合には、Photo & Videoが前年対比100%を超える結果となっており、これを牽引したアプリとしては、「YouTube」「ピクトリンク」「PicsArt Photo Editor + Collage」が挙げられます。

 

Figure 6:

Figure 6

(Source : Priori Data, FY2019, Japan)

 

「少年ジャンプ+」アプリ 使用SDK一覧

この度弊社が契約を結んだ米国MIXRANK社は、データの取得が難しいiOSアプリ内での採用SDKのデータを提供できることで、世界的に高い評価を得ています。今回のレポートは、このMIXRANKのデータを使用して、現在コロナウィルス問題でダウンロード数が急増している「少年ジャンプ+」のiOSアプリを取り上げ、現状、どのようなSDKを採用しているのか、また最新アップデートでどのようなSDKの入れ替えを行ったのかを調べてみました。
まず下記が、iOS版「少年ジャンプ+」アプリが2019年12月24日のアップデートの際に採用していたSDKの一覧となります。グレーにマークされているものが、前回のアップデートから継続的に採用しているSDK、グリーンにマークされたものが、新規に追加されたSDK、赤にマークされたものは削除されたSDKを示しています。

 

Figure 7:
2019年12月24日アップデート採用SDK一覧

Figure 7

(Source : Priori Data, FY2019, Japan)

 

この結果から推測すると、「少年ジャンプ+」は、このアップデートで広告関連のSDKを充実させていることが分かります。このアップデートで追加したSDKとしては、まずアプリ内動画アドネットワークである「Adcolony」。さらに同様の動画アドネットワークの「Vdopia」も追加しています。

また広告配信にも変化が見られ、今まで使用してきたSSP「AdStir」を削除し、代わりに「FlusctSDK」「SupersonicAds」を新規採用しています。また広告以外では、iOSアプリApple Watchの間でデータの送受信を可能にする「WatchConnectivity Framework」を採用し、iOSアプリの活用範囲を拡大しています。

「少年ジャンプ+」は、無料コンテンツを提供する代わりに、広告関連のSDKを充実させ、サブスクリプションによる収益に加えて、広告からの収益の拡大を図っていることが推察できます。

 
 
 

*Airnow/Prioridataについて

Airnow「PRIORI DATA」は、2013年設立、英国ロンドンに本社を持つ、スマートフォンアプリ市場分析データ会社です。アプリストア上でランキングされているアプリのダウンロード数、売上金額データを提供しています。デイリーベースで54カ国、カテゴリ分析、パブリッシャー市場占有状況、ダウンロード数、売上金額、DAU、MAU、及びARPDAU(1日のアクティブユーザー一人当たりの売上金額)のデータを提供しています。MAU、DAUは通常アプリに実装された測定用SDKを使い、モバイルアプリユーザをパネルとして推定値を出しますが、 Airnow「PRIORI DATA」は傘下のAirpuh及びデータパートナーとの提携により150万社のデベロッパー及びパブリーシャーデータと、トラッキング対象ディバイスは35億とビックデータを活用し算出されているのが特徴です。クライアントにはHSBC, Mastercard, ebay, PayPal, Unilever, Sony, BMWなどがあります。

 
 

データ提供

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株式会社インターアローズ

インターアローズは、 デジタルマーケティング&ソリューション・エージェンシー。IT世界市場における技術動向の調査および評価を通じて、革新的なインターネットデータおよびソリューションサービスを顧客に提供しています。 インターアローズはまた、グローバルな技術とビジネスを日本に紹介することを専門としています。戦略的海外パートナーには、Comscore、appScatter(Priori Data)、MIXRANK、UXCam、Crazy Egg、Kissmetrics、およびMailUpがあります。 インターローズは東京とロンドンにオフィスを構えています。
インターアローズの詳しい内容につきましては、下記をご参照下さい。

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★全世界54カ国のApple App Store、Google Playでランキングされているアプリのダウンロード数、売上金額データをご提供!
スマーフォンアプリ市場分析データ「PRIORI DATA(プライオリ・データ)」:http://www.prioridata.net

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