本年1月から5月までのアジア主要国の、Apple App StoreとGoogle Playの売上金額を比較してみると、中国と日本が圧倒的な市場規模になっていることがわかります。Apple App Store最大の市場は中国。その売上規模は、本年の5ヶ月間で30億ドルを超えています。
またアジア地域の特徴は、日本を除いて、Google Playの市場規模がApple App Storeを上回る点が挙げられます。その最も顕著な国が韓国で、自国のSamsung、LGのAndroid携帯端末のシェアを反映して、Google Play市場がApple App Storeの6倍以上となっています。その他GoogleがAppleの2倍以上になっている国は、タイ、マレーシア、インドネシア、インド、ベトナムが該当します。なお中国は、Googleのサービスが規制されているため、Google Playは対象外となります。
その他人口が多いインド、インドネシアについては、ダウンロード数は多いものの、両国ともAppleとGoogleを合算した市場規模は、5ヶ月間で年間1億ドルに満たない状況です。
Figure 10
(Source : Priori Data, Apple App Store and Google Play, Jan.1 – May 31, 2019, Asia)
国内Google Playの市場拡大の伸びが鈍化しています。2018年の国内Google Playの総売上を2017年と比較した場合、市場増加率は+0.19%。全33カテゴリ中、前年の売上を上回ったのは13カテゴリーのみとなっています。
増加額トップはゲームカテゴリ。これにコミック、ソーシャル、エンターテイメント、デーティングが続いています。
2018年は特にコミックの売上が前年を大きく上回っています。
一方増加額最下位はEducation。その他Photography、Communication、Medical、Toolsが大幅に売上を下げています。
Figure 2
(Source : Priori Data, Google Play, 2018 & 2019, Japan)
本年に入って、ゲームを除いたアプリではどのようなアプリに人気が集まっているのか?今回国内Apple App Storeで、本年4月でのダウンロード数と売上金額のトップ10を調べてみました。
ダウンロード数トップは「Amazon Prime Video」。オリジナルの新作を次々と発表してダウンロード数を増加させ、本年4月には100万を超えるダウンロード数を記録しています。その他注目のアプリは、写真加工の「SODA」、スマホ決済の「Paypay」、CGを無料で作れる「CG Maker」、無料音楽プレイヤーの「Music Box FM」が挙げられます。
Figure 3: 2019年4月国内Apple App Store
Non-Gameのダウンロード数トップ10
(Source : Priori Data, Apple App Store, April 2019, Japan)
ゲーム以外で売上を上げているカテゴリは、コミック、SNS、音楽、出会い系、TV/動画。売上金額トップは「LINEマンガ」で、同コミックアプリの「ピッコマ」も4位にランクインしています。
売上金額では出会い系も健闘しており、「Pairs」が5位、「タップル誕生」が6位。またTV/動画系では、「Abema TV」と「Netflix」がトップ10入りを果たしています。さらに台湾発のライブストリーミングSNS「17 LIVE」は10位にランクインして、新たなブームを引き起こす兆しを見せています。
Figure 4: 2019年4月国内Apple App Store
Non-Game売上金額トップ10
(Source : Priori Data, Apple App Store, April 2019, Japan)
Priori Dataは、昨年4月、英国のappScatter社に買収され、現在appScatter社の傘下でサービスを提供しています。
appScatter社は2013年英国ロンドンで設立。2017年にはロンドン証券取引所に上場しています(APPS.L)。メインビジネスはappScatter社のプラットフォームを使うことで、アプリパブリッシャーは、Apple App Store、Google Play以外の世界50以上のアプリストアにアプリが登録/販売/分析ができ、Apple、Googleのストア以外からの売上増大をサポートするサービスです。さらにモバイル広告ビジネスのAirpush社を今年4月に買収して事業を拡大、データ品質の拡充を図っています。
今後Priori Dataは、このappScatter社からの強力なサポートを受け、デモグラフィック、ロケーション、携帯デバイス等データを追加し、さらにデータの精度を上げて行く予定です。是非ご期待下さい。
「PRIORI DATA」(プライオリ・データ)は、2013年設立、ドイツ、ベルリンに本社を持つ、スマートフォンアプリ市場分析データ会社です。 全世界54ヵ国アプリストアでのアプリダウンロード数、売上金額、ASO、DAU、MAU、ARPDAUデータをリーゾナブルな価格で提供できることで、 日本を含む世界市場で注目を集めています。
このデータは国内でも高い評価を得て「CESAゲーム白書2018」、ファミ通「モバイルゲーム白書2018」の公式アプリデータとなっております。
詳しくは:http://www.prioridata.net/ をご覧ください。
株式会社インターアローズ
インターアローズは、日本、英国を拠点とするデジタルマーケティングエージェンシーです。グローバルデータ & アナリティクス及び日本には無いデジタル・マーケティング・ソリューションを提供しています。インターアローズはデジタル・マーケット測定のリーディング企業である「comScore」(コムスコア)、個々の人にフォーカスしたログ解析の「KISSmetrics」(キスメトリクス)、アプリのユーザー行動を可視化するアプリ解析の「Appsee」(アップシー)、新しいEメールマーケティングンの「Mailup」(メールアップ)、
ベータ版アプリのテストを簡単、迅速、正確、安価に実施できる「TestFairy」(テストフェアリー)、そして、全世界55カ国のスマートフォンアプリストアの分析データを提供できる「PRIORI DATA」(プライオリ・データ)等、海外の先端技術を持つ企業とのアライアンスを積極的に行い総合的デジタルマーケティングソリューションを提供しています。また2017年5月、米国の「Datanyze」(データナイズ)と提携し、Web、アプリにインストールされているソフトウェア・SDKを瞬時に解析できるデータサービスも開始しています。
インターアローズの詳しい内容につきましては、下記をご参照下さい。
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