今回のレポートは、2018年の総括として、App米国、英国、ドイツのApple App StoreとGoogle Playでのアプリ年間売上金額トップ10をレポートします。
Apple App Storeでの売上金額No.1はゲームではなく、動画配信の「Netflix」。オリジナルのコンテンツが受け、その売上金額は500億円を超える規模になっています。注目は、昨年世界的に大ブームを引き起こしたバトルロイヤル系ゲームの「Fornite」。リリースが2018年3月にも関わらず、2018年の年間売上ランキングで第2位にランクインしています。
その他米国のApple App Storeで特徴的なのは、第4位にストリーミング・ミュージックの「Pandora」が第4位、出会い系の「Tinder」が第6位にランクインしている点が挙げられます。
Figure 1:
米国Apple App Store 2018年売上ランキングトップ10
(Source : Priori Data, Apple App Store, FY2018, US)
米国Google Playでは、上位2位までがゲームアプリ。注目は、かつて全世界で第ブームを引き起こした「Pokemon Go」で、2018年にプレイヤー同士のバトルプレイ等の様々な機能を追加して第2位にランクインしています。
Apple App Store同様、米国では音楽、出会い系アプリの売上金額が高く、「Pandora Music」が第3位、「Tinder」が6位となっています。
米国のGoogle Playは日系のアプリも検討しており、スクウェア・エニックスが米国ゲームデベロッパーEpic Gamesとコラボで開発した「Final Fantasy XV: A New Empire」が第8位にランクインしており、100億円近い売上をあげています。
Figure 2: 米国Google Play 2018年売上ランキングトップ10
英国Apple App Storeの売上トップは、米国同様「Netflix」。「Netfix」は英国でもゲームアプリを超える人気を得ています。英国で特徴的なのは、出会い系の「Tinder」が第2位にランクインしている点。またゲームアプリ「Fortnite」「Pokemon Go」がトップ10内にランクインしていますが、2018年にはロシア系のゲームにも人気が高まり、ロシアのPlayrix社が開発した「Gardenscapes」が8位、「Hopescapes」が第9位にランクインしています。
Figure 3: 英国Apple App Store 2018年売上ランキングトップ10
(Source : Priori Data, Apple App Store, FY2018, UK)
英国Google Playの特徴は、「Tinder」が売上トップになっており、その金額はApple App Storeトップの「Netflix」を上回っている点です。その他英国Google Playの特徴として、「Google Drive」が第5位にランクインしており、またシンガポールのゲーム開発会社IGG社が開発した「Lords Mobile」が第9位、中国のゲーム開発会社DIANDIAN INTERACTIVE HOLDINGが開発した「Gun of Glory」が第10位にランクインしている点が挙げられます。
Figure 4: 英国Google Play 2018年売上ランキングトップ10
(Source : Priori Data, Google Play, FY2018, UK)
ドイツApple App Storeでも「Netflix」「Tinder」の人気は高く、「Netflix」が第1位、「Tinder」が第2位となっています。ドイツでは過去世界的に大ヒットとなったフィンランドSupercell社のゲームにまだ人気があり、「Clash Royale」が第3位、「Clash of Clans」が第4位、「Hey Day」が第10位にランクインしています。
Figure 5: ドイツ Apple App Store 2018年売上ランキングトップ10s
(Source : Priori Data, Apple App Store, FY2018, Germany)
ドイツGoogle Playでは、売上金額トップ10アプリは、「Tinder」を除いて全てゲームアプリとなっています。トップはロシアの「Gardenscapes」。「Pokemon Go」にも人気があり、第2位にランクインしています。その他の特徴は、依然Supercell社のゲームが上位にランクインしていますが、アジア系のゲームにも人気があり、第6位には韓国Com2uS社の「Summoners War」、第10位には中国の「Guns of Glory」がランクインしています。
Figure 6: ドイツGoogle Play 2018年売上ランキングトップ10
(Source : Priori Data, Google Play, FY2018, Germany)
2018年、Apple App Storeの年間ダウンロード数で特記すべきは、第1位と第2位を中国アプリが独占した点です。第1位は昨年、全世界的にブームを引き起こしたバトルロイヤル系ゲームのひとつである「Knives Out(荒野行動)」。東京ステージも追加され、そのダウンロード数は1,500万回を超える結果となりました。
第2位の「Tik Tok」は、昨年、中高生の間で爆発的なブームを引き起こしたショート動画SNSサービス。日本のみならず全世界的で、新しいタイプのSNSとしてユーザーを増加させています。
昨年のApple App Store年間ダウンロード数ランキングトップ10を見ると、日本のアプリは3件のみで、他は全て海外のアプリとなっています。今後も益々、海外の有力アプリが日本のユーザーに浸透していくことが推察できます。
Figure 7: 国内Apple App Store 2018年ダウンロードランキングトップ10
(Source : Priori Data, Apple App Store, FY2018, Japan)
売上金額では、日本のゲームが上位3位までを独占しています。しかしながら、トップの「モンスターストライク」、第3位の「パズル&ドラゴンズ」は前年を下回る結果となっています。
注目はやはり「Knives Out(荒野行動)」。2017年11月にリリースされたにも関わらず、2018年の売上ランキングですでに第4位にランクインしています。また世界中で人気を博した「Pokemon GO」が、2018年に新しいフィーチャーを続々と追加し、大幅に売上を伸ばしています。
Figure 8: 国内Apple App Store 2018年売上金額ランキングトップ10
(Source : Priori Data, Apple App Store, FY2018, Japan)
直近のMAU(月間アクティブユーザー数)では「LINE」がトップとなっていますが、その次に来るSNSは「Instagram」です。過去に人気を博していた「Twitter」「Facebook」を突き放した点が2018年の特徴として挙げられます。
その他、世界の大学などの講義を動画で視聴できるアプリ「i Tunes U」、フリマアプリの「メルカリ」もMAUトップ10内に入っています。
Figure 9: 国内Apple App Store 2018年売上金額ランキングトップ100
(Source : Priori Data, Apple App Store, January 12 - February 10, 2019, Japan)
現在国内の主要ゲームアプリは、自社アプリのユーザビリティ改善、課金率アップ、効果的なマーケティング活動の実施等の目的で、様々なアプリ計測・分析SDKを採用しています。
計測・分析系SDKで、採用数トップは「Google Analytics」。下記でピックアップしたゲームアプリでも「モンスターストライク」「Fate/Grand Order」、「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」が採用しています。
その他、クラッシュ分析に特化した「Crashlytics」、広告効果の分析に特化した「Appsflyer」「Adjust」、アプリのパフォーマンスを分析する「Aptelligence」、アトリビューション分析に特化した「Attribution Analytics」、広告効果も含めた総合的なアプリ分析が可能な「Metaps」等が、主要ゲームアプリで採用されています
Figure 10: 国内主要ゲームアプリ
採用計測・分析(Measurement and Analytics)SDK
(Source Datanyze, Mobile Data, Feb 16, 2019)
「PRIORI DATA」(プライオリ・データ)は、2013年設立、ドイツ、ベルリンに本社を持つ、スマートフォンアプリ市場分析データ会社です。
全世界55ヵ国アプリストアでのアプリダウンロード数、売上金額、ASO、DAU、MAU、ARPDAUデータをリーゾナブルな価格で提供できることで、
日本を含む世界市場で注目を集めています。このデータは国内でも高い評価を得て「CESAゲーム白書2016」、
モバイルコンテンツフォーラム「スマホ白書2016」、ファミ通「モバイルゲーム白書2018」の公式アプリデータとなっております。
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Datanyzeは企業のテクノロジー導入データを抽出し、「あの競合ソフトを利用するのはどの企業?」を リアルタイムにお知らせするIT営業支援システムです 。
Datanyzeは、世界3,500万ウェブ、9,000テクノロジーと300万アプリのオープンデータをリアルタイムに把握します。 Google Ventureの支援を受けて2012年に米国カリフォルニア州で設立され、月間30万ユーザーを擁するまでに急成長しています。 国内では、2017年5月より株式会社インターアローズが日本総代理店として販売を開始いたしました。
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*サイト上のリンクや事前定義のウェブページ( (/jobs, /careers, /cart, /checkout, /blog)などの一般公開されたコンテンツだけをクローリングします。Datanyzeはストリング(文字列)マッチングにより、そのテクノロジーがウェブサイト上にあるか否かを判別します 。例えば、テクノロジーAの3件のシグナチャーを計測しているとします。シグナチャー①と②をウェブサイトXのHTMLで検知し、更にシグナチャー③がウェブサイトXのSPFレコード上に検索された場合、「テクノロジーAはウェブサイトXに導入されている」と解析します。
詳しくは、 http://datanyze.jp/ をご覧ください。
株式会社インターアローズ
インターアローズは、日本、英国を拠点とするデジタルマーケティングエージェンシーです。グローバルデータ & アナリティクス及び日本には無いデジタル・マーケティング・ソリューションを提供しています。インターアローズはデジタル・マーケット測定のリーディング企業である「comScore」(コムスコア)、個々の人にフォーカスしたログ解析の「KISSmetrics」(キスメトリクス)、アプリのユーザー行動を可視化するアプリ解析の「Appsee」(アップシー)、新しいEメールマーケティングンの「Mailup」(メールアップ)、
ベータ版アプリのテストを簡単、迅速、正確、安価に実施できる「TestFairy」(テストフェアリー)、そして、全世界55カ国のスマートフォンアプリストアの分析データを提供できる「PRIORI DATA」(プライオリ・データ)等、海外の先端技術を持つ企業とのアライアンスを積極的に行い総合的デジタルマーケティングソリューションを提供しています。また2017年5月、米国の「Datanyze」(データナイズ)と提携し、Web、アプリにインストールされているソフトウェア・SDKを瞬時に解析できるデータサービスも開始しています。
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担当:高橋 治彦 takahashi@interarrows.com